気持ちのメモ帳

何故その作品を面白く感じたのか、日々考えた事を忘れないためのブログ。基本ネタバレなのでご注意を…考察はありません、全て妄想です。断言してる表現があったとしても、私は私が考えた事が必ず正しいとは思っていません。

声を上げる事の大切さを教えてくれる作品 【結城友奈は勇者である 大満開の章 感想】

ゆゆゆは1期から一貫して意思を示す事の大切さを謳ってくれてましたが、3期はまさにその総決算と言って良い内容でした

 

のわゆ見てるとよく分かりますが、この世界は大赦に言われるがままで動く人間程、大切なモノをなくしていきます

勇者部の皆も1期では言われるがまま満開をした結果、体や記憶、声や視力など大切なモノを失いますが、最終決戦では自分の意思で立ち上がり、最後には体を取り戻します

さらに2期では勇者システムがさらに改良されるなど、声を上げていく事で環境が改善されていった過程がありました

 

そんな勇者部が最後は神にまで抗って

人は人だから生きたいと思える、そこに自分の意思がある事が大切なんだ!という結論に辿り着き、神のいない自分達の世界を取り戻したのは、まさに、これまでの総決算と言っていい結末でしたね

 

そして大赦についても少しだけ、彼らも人と世界を守るという決意は同じで、決して悪い組織ではないのですが…

こういう組織は大きくなればなるほど、一度決めた方向を変えるのが難しくて、止まれなくなってしまいます…

まあ、独裁政治は怖いというか、与党に対して野党は必要というか、自浄作用が働く環境は大事だな…と大赦を見ていると凄く思います

 

ただ彼らも子供の犠牲の上で成り立つ世界に疑問を持ったからこそあの世界に繋がったんでしょうし、園子をトップに受け入れたのも色々と意味を感じます

 

あと園子は敵を作るって話もありましたが、あれは大赦の二の舞いにならないため、はわざとやってるんじゃないかな…と

出来る女…乃木園子!彼女ならこれから良い世界にしていってくれそうです

 

ここまで来たら選択した結果の苦悩を描いて欲しいなんてのも思いましたが、色んなものを乗り越えた彼女達ならどんな苦難も笑顔で退けそうな気がするので、ここで終わるのがやっぱり綺麗ですね…

 

1期から7年、長いこと見てきた作品が終わるのは本当に寂しいものがあります…声を上げる事、ルールを疑う事の大切さを教えてくれる本当に素敵な作品でした!