気持ちのメモ帳

何故その作品を面白く感じたのか、日々考えた事を忘れないためのブログ。基本ネタバレなのでご注意を…考察はありません、全て妄想です。断言してる表現があったとしても、私は私が考えた事が必ず正しいとは思っていません。

『アンデッド アンラック』15巻からの展開が熱すぎる!!

※注意、単行本19巻までのネタバレが含まれてます

 

15巻からの展開最高じゃない!?っていう、ただもうそれを言いたいだけの記事です。

 

ちなみにアニメから入った勢!

私風子とアンディーが円卓に加入するまでは(原作2巻、アニメ5話)、死を探すっていうゴールは決まってても、そこに向かってる実感が沸いてなかったので、あまりこの作品にピンと来ていませんでした。

日常アニメのような停滞した中で楽しむ作品はそれでいいのですが、こういう明確な目的がある作品は進展を感じられないとどうしても退屈に感じてしまう…。

「ジャンプだし何かあるのかな~」くらいで観ていたのですが、クエストや世界観が開示されたあの展開から凄く引き込まれちゃって…!

「ヤバい、この作品私が想像してた以上に広い話だー!!」と。

ゴールまでの道筋が見えてきた事もあり、ここで一気にハマりました。

 

そしてさらに面白くなったのが15巻、100回目のループ。

敵は想像以上に強大で、どう考えてもこのままでは勝てない。

そこで全員の想いを背負った風子がもう一度この世界のループをするわけですが、そのループをするまでの展開を3巻くらいかけかなり濃厚に描かれていて、まあもう正直くどくない!?って思ったくらい(笑)

それが活きて来るのがループ後の世界、風子めっっっっちゃ強くなってるわけです!

 

特殊能力持った相手に素手で戦いに行っちゃうし、能力めちゃめちゃ使いこなしてるし、やり過ぎじゃないか!?って普通なら冷めてしまいそうなのですが、ここまでの描き方が上手いから全然そんな感じがしないんですよね。

 

シェンやビリー、ファンなんかは能力ではない技能で戦っていた事もあり、風子の体術もこの世界ではあり得る事なのだなと納得出来ますし、お金の準備や能力の覚醒、それこそ体術の会得なんかは、あれだけの想いを背負った後ならばこれだけやってもおかしくないと、そう思えます。

 

そうして振り出しに戻って、新しく仲間を増やす順番が凄く良いんですよね。

早めに退場したり、前回は敵だった人達から仲間になっていく。

ジーナとかめちゃめちゃ熱くないですか!?もう頼もし過ぎちゃって!

「オータム瞬殺されとる…」と、やっぱりチート能力、それでも神様にはまだまだ勝てそうにありませんが…

でも深堀が出来なかったキャラ達がクローズアップされる事で魅力が増して来ますし、神殺しへの実感もさらに湧いてきます。

アンディー、タチアナ、リップ等、前の世界では第一線で活躍してくれてた仲間がいつ合流するのかっていうワクワク感も増してきて。

タチアナとかリップなんか設定からクソエモいわけですよ!

そこに風子がどう絡んでいくのか、凄く楽しみです。

 

また200年近い時間を1人でいること、未来に向けた努力をし続けることに耐えられるのかっていう、そこの答えも凄く良くて。

二人の関係と、アンディーは億単位の年月を耐えていて、今もその時を待ってる事は諦めないきっかけになってたでしょうし、上でも話しましたが1周目ラスト、風子をループさせるためにみんなが命懸けで戦ったシーンをあれだけ見せられると、風子の努力(体術や金銭投資、能力の解釈拡大)も納得がいきます。

 

この作品のいいとこってマイナスをプラスに転じさせてる構成が1つあると思うのですが、風子(UNLUCK)がみんなの能力を進化させてるって展開も、文脈に沿っためちゃめちゃ熱い展開で、ほんとに最高です。

 

ブレない柱があってこれだけ丁寧に作られてると、シナリオも自分の中にスッと入って来るので、思わずのめり込んで一気に読み切ってしまって…後の楽しみが…!

 

ここからタチアナ、リップ、トップなんかの前回の前線組、何よりアンディーが仲間になって最終決戦の流れになるでしょうから、めちゃめちゃ熱い展開がまだまだ待ってそうで楽しみです!

 

20巻早く届いてー!!

 

www.shonenjump.com