気持ちのメモ帳

何故その作品を面白く感じたのか、日々考えた事を忘れないためのブログ。基本ネタバレなのでご注意を…考察はありません、全て妄想です。断言してる表現があったとしても、私は私が考えた事が必ず正しいとは思っていません。

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』感想 門出とおんたんの尊さに、全ては収束する…!!

 

門出とおんたんは絶対

 

徹頭徹尾これを貫いて、そのエモさ描いてる作品でした。控え目に言って傑作…!!

 

以下ネタバレ注意です。

 

前半のブログ

memommo.hatenablog.com

 

政府の判断は結果的に爆発を招き、小比類巻は彼女をなくした事で青共闘の活動にあけくれ、デーモンズの活動は電車の脱線事故と殺人を招き、SESのレーザーは宇宙船を落とす事で市民が墜落の犠牲になる。

大きな視点で動いてる人から失敗していき、さらに犠牲を増やしてる。

自分の力は過信せず、等身大で、身近な人に焦点を。

中川ひろし「もし何かが起きた時、俺たち凡人は受け入れるしかないんだ。その時、最後まで希望を失わないためにはどうしたらいいと思う?」

だからこそ、あの2人は絶対なんだ。

 

大きな視点から門出とおんたんの2人へどんどんと収束していく流れがあまりに綺麗で、特におんたんが運命を変えた平行世界の伏線回収が本当に素晴らしかった…!!

 

 

前半から感じる性の雰囲気も、終末手前の世界というのを感じさせる描写になっていて、ああいう細かい部分の雰囲気作りが光っているんだろうなと。

ただそこからのキスシーンはどれも性はあまり感じさせない青春みが強いもので、これがまた最高にエモい…!

ラストの門出とおんたんも最後はそこに落ち着くよねという感じでいいんだけど、個人的には大葉とおんたんのシーンがたまりませんでした…あの…あのおんたんが…!!!

 

おんたんの兄、中川ひろしや、お父さん、門出の好きな渡良瀬先生が亡くなりましたが、文脈を考えればあの2人は絶望せず、きっとお互いを支えに2人で立ち直るのだろうと思います。

 

あと個人的にラストはかなり意外でした。

多くの人を救おうとした人から失敗していったというこれまでの流れでしたが、大葉(宇宙人)の宇宙船の爆破を止めようという行動は結果的に人類を救った、ここだけ文脈から外れてた気がします。(厳密には失敗した結果なのですが)

生還までしてて驚きました、渡良瀬先生も含め2人の大切な人はいなくなるものだと。

人類も滅ぶか、もっと絶望的な世界になるものだと思っていました。

そんな世界になっても、隣にいる人を最後まで守れば希望はなくならないよって。

2人の行動が世界全体の正解になっていく…というような妄想を勝手に(笑)

でもああいうラストの方が綺麗で、そこまでするのは野暮なのかな…

 

原作とラストが違うようだけど、そこが気になります。

映画は大衆向けに希望増し増しな感じ?それとも原作はもっと平和な世界?

これは読まねばなりません!!