気持ちのメモ帳

何故その作品を面白く感じたのか、日々考えた事を忘れないためのブログ。基本ネタバレなのでご注意を…考察はありません、全て妄想です。断言してる表現があったとしても、私は私が考えた事が必ず正しいとは思っていません。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想 成長の先に、彼らの物語は続いていく

超絶ネタバレあり、まだ観てない方はお気をつけを!


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※原作を知らないにわかが語っていますのでその辺り宜しくどーぞ!!

 

原作ファンの友達に連れられ『THE FIRST SLAM DUNK』観に行ってきました!

 

私自身はアニマックスやキッズステーションでアニメを飛ばし飛ばし見てたくらいで、ほとんど内容は記憶も残ってないくらいの感じで観に行ったのですが…

 

ヤバかった…傑作も傑作、大傑作…!!

スラムダンクってこんなに面白いのかと…!!

 

吉宗さんがSLAM DUNK面白かったという感想を言っていた時にトップガンマーヴェリックの名前を出してたけど、意味がよく分かりました

 

リョータが兄の目指していた「山王に勝つ」という夢を、それを超える事で、家族と彼自身が兄の死に向き合う事が出来るようになったと

これはもうマーヴェリックとルースターの関係を思い出してしまいますし、数十年ぶりに復活した作品が同じ構図で描かれているというのは、凄く意味を感じちゃいますよね

しかもどちらも最高の出来という

これ昔からの原作ファンにはたまんないでしょ…!!

 

また時間の演出が本当に素晴らしかった…!!

残り1分までは「まだいける!!」とあんなに長く感じたのに、そこからの20数秒、「早く終わってくれ!!」からの絶望と、そして最後のシュートね!

一瞬で時間が過ぎていく演出が完全に視聴者と感覚を共有してたと思います。

実際の試合を見てる気分でしたし、ドキドキとワクワクが凄かったです…!!

 

後半に「写真飾らないの?顔忘れちゃうよ…」(うろ覚え)という妹の台詞かありましたけど、ラスト、家族が集まるテーブルの上に写真を飾っている描写で締めくくられていたのも素晴らしかったですね

本当に、リョータと家族の成長物語としてこれ以上ないくらい完璧だったように感じます。

沖縄の海の事故で兄を亡くした家族が、海が見える街に引っ越したというのも意味がありますよね

ビデオで生前の映像を見るお母さんと、砂浜で海を見つめる背中が重なりました。

 

そして今回タイトルになってる『THE FIRST』

 

兄を、山王を超える事で、その死と向き合う事が出来たリョータと彼らの物語はここから始まるんだと、そういう意味に感じたのですが(リョータのその後やラストの写真等)

 

原作ファンの友達が「このあと湘北負けちゃうんだよね、当時さらっと終わってショックだった…」というのを聞いて

 

確かに漫画としては最終回を迎えたけど、その最終回は彼らの始まりなんだ!という意味も込めてるんじゃないかなと、

この映画は漫画の最終回に対しての答えでもあるのかもしれないですね。

 

以前吉宗さんが「人の物語は成長を描ききった所で終わるんだ」(うろ覚え)という事を言っていたけど、まさにその形になってるんじゃないかな。

 

仕事の途中で書いてるので記事の内容はまた書き足すと思いますけど、本当に、素晴らしい映画でした!

年明けくらいにもう一回観に行くと思います。

 

それにしてもハケンアニメ、トップガンマーヴェリック、そしてSLAMDUNKと、個人的に1.2年に1本レベルの作品が2022年は連発して出てきていて、ちょっと今年凄すぎない…?って

 

そして来週観に行く予定の今年ラストの映画は『かがみの孤城

ハケンアニメの原作を書いている辻村深月さんの作品でこちらも期待大です!凄く楽しみ!

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