気持ちのメモ帳

何故その作品を面白く感じたのか、日々考えた事を忘れないためのブログ。基本ネタバレなのでご注意を…考察はありません、全て妄想です。断言してる表現があったとしても、私は私が考えた事が必ず正しいとは思っていません。

10年ぶりに観た『ハイキュー!!』は大傑作だった…!!

※ネタばれしかありません、ご注意を、視聴済の方向けです。

 

『シャインポスト』や『本好きの下剋上』をオススメしてくれた友達が、2月にやるハイキュー!!の映画を観に行きたいという事で、私も観ておかねばと視聴。

 

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昔連載してた時に読んでいたのですが、青葉城西との2回目の試合の途中でジャンプを買わなくなってしまったので、10年ぶりくらい、今度はアニメ版で。

 

観始める前は90話近くあるしこれ面倒くさいな…と正直思ってたのですが…もう始まったらあっという間!めちゃめちゃ面白かったです!

 

1/3に観始め、1/12には観終えるという爆速具合、むしろ終わって欲しくなかった…あまりの面白さに満たされ過ぎてしまい、全てのやる気が消失、その日の夜にフリーレンがやってなければ、たぶんお風呂にも入ってませんでした(笑

傑作には傑作をぶつけるんだよー!

 

 

この作品何が面白いって、やっぱり試合がとにかく熱い!

展開がってのもありますが、バレーを通して内面的な成長が描かれてるので、熱さにエモさが乗るんですよね、これがまた泣けるんですよ…

 

同じスポーツ漫画の『ブルーロック』は、チームプレーから自分と向き合う事にシフトしていく話でしたが、ハイキュー!!はその逆、中学時代に自分と向き合った結果個性を手に入れた日向と影山が、今度は仲間と向き合っていく話。

 

なんというか、バレーである事に凄く意味があるんです。

力は持ってるのに周りと噛み合わない2人が、バレーっていうチームプレー、繋ぐ事が大切なスポーツを通して成長していく、まあ~これがエモいんですよ!

逆に「サーブはバレー唯一の孤独なプレイ」って話が作中でありましたけど、影山がそれを得意としてるのは文脈的にもよく分かる設定になってます。

日向や影山の突出した才能や、大王様や牛若等の超高校級の選手を出しても、一筋縄ではいかないっていうのも、バレーの面白みが出てて最高です。

 

あと面白さを引っ張ってってくれてるのがやっぱり日向の貪欲さ、中学時代にやりたくてもバレーが出来なかったって設定がずーーーっとよく活きてるんですよね。

烏野高校のメンバーもそれに釣られてどんどん新しい事へ挑戦・実践していくので、普通なら退屈に感じさせる練習パートもワクワクさせてくれますし、それが新鮮さを生み出し続けて飽きさせません。

 

しかも試合の終盤、練習したのを忘れるような時間が経った一番いい所で、その技を出してくる、もう鳥肌立つんですよ!!

やっぱり練習パートがあるとここぞという時に熱が入るのでいいなぁと。

 

4期で日向が高くレシーブ上げるじゃないですか、もうなんか今までの色んなものが集約されてて、あそこはボロ泣きでした…

 

なろう系は特に多いですが、飽きさせないためか最近は爽快感重視のテンポの早い作品が増えてきてるように感じます。

そうなると修行(練習)パートを差し込むのってなかなか難しいのかなと思うのですが(0話切りなんて言葉があるくらいですし…)、ハイキュー!!は日向を使ってこの辺り上手く描かれていて本当に凄いです、ずっと楽しい!

 

また相手チームへ感情移入をさせるのも上手いですよね…だからこそ余計試合が熱く感じる。

言い方悪いかもしれませんが、2期の扇西とか、条善寺、角川とかって、ぽっと出のキャラじゃないですか、なのに負けた姿を見るとグッとくるんですよ!

「回想シーンで補完してるからでしょ?」って言われそうですが、絶対それだけじゃないです、回想シーンも説得力ないものは滑るじゃないですか。

たぶんキャラデザとか、口調とか、所作とか、細かい所で本当にあったんだろうなっていう説得力が生まれてるんだと思うんですよね。

他にもユース合宿や遠征で春高バレーの顔見せを自然とやっていたりと、展開の上手さや、奥行きを感じます。

 

原作ベースで見ると始まったのがもう12年前ですが、今でもトップクラスに面白い作品だと思います!

もう2月の映画が楽しみすぎて…2週目入ってます(笑)

映画終わったら原作も買わないと!!

 

haikyu.jp

 

 

 

 

 

自分が好きなものを理解するために【2024年】

memommo.hatenablog.com

↑これの2024年Ver

 

ポンポさんリスペクトな私は作品に評価をつけるなんて言語道断じゃ~!という気持ちだったのですが、友達に好きな作品なに?って言われた時にめちゃくちゃ悩んでしまったので、これは自分の好きなものを理解するためにも分ける必要がありそう…

 

という事で2024年に観た、読んだ、プレイした作品を7段階で分けてます

 

その時の経験や考え方で変わってくると思うので、今分けるならって感じです。 

ちなみに星3以上は名作だと思ってます。

 

映画、TVアニメ、漫画、ゲーム、全てごちゃまぜです

 

これから見たものも随時更新予定

 

評価基準は1つだけ、私にどれだけ刺さったか!!

 

評価毎のタイトルは分けやすいために書いたものなので、参考程度。

基準用に昨年の作品を2つずつ置いてます

ということで以下本編

 

☆7 オールタイム・ベスト 98〜100

マブラヴ、オルタ(ゲーム) 100 基準用

MUSICUS!! (ゲーム)99 基準用

 

☆6 数年に1本 90〜97

ブルーロック(TVアニメ) 94 基準用

スキップとローファー(TVアニメ)95 基準用

ハイキュー!! (TVアニメ) 96 

葬送のフリーレン(TVアニメ) 95

薬屋のひとりごと(TVアニメ) 92

 

☆5 1年に1本 80〜89

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(TVアニメ) 86 87 基準用

アリスとテレスのまぼろし工場(映画) 89 基準用

ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦(映画) 84

 

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前編(映画)84

 

 

 

☆4 1クールに1本 70〜79

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(映画)  75基準用

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(TVアニメ) 78 基準用

劇場版ガンダムSEED FREEDOM(映画) 77

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(TVアニメ) 75

僕の心のヤバいやつ2期(TVアニメ) 78

 

☆3 1クールに数本 60〜69

影の実力者になりたくて(TVアニメ) 67 基準用

とんでもスキルで異世界放浪メシ(TVアニメ) 65 基準用

劇場版SPY×FAMILY(映画) 64

シャングリラフロンティア(TVアニメ) 66

アンデッドアンラック(TVアニメ)67

キングダム5期(TVアニメ) 69

異修羅(TVアニメ)61

有機爆発バーンブレイバーン(TVアニメ) 66

俺だけレベルアップな件(Tvアニメ) 64

ようこそ実力史上主義の教室へ3rd (TVアニメ) 65

姫様拷問の時間です(TVアニメ) 61

大室家 Dear Sisters(映画) 60

 

☆2 面白い 40~59

スーパーマリオブラザーズ(映画)50 基準用

マッシュル(TVアニメ) 48 基準用

マッシュル2期(TVアニメ) 53

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます(TVアニメ) 42

メタリックルージュ(TVアニメ) 47

スナックバス江(TVアニメ) 56

真の仲間じゃないと(略)2期(TVアニメ) 43

愚かな天使と悪魔は踊る(TVアニメ) 43

ゆびさきと恋々(TVアニメ) 43

悪役令嬢LV99(TVアニメ) 58

佐々木とぴーちゃん(TVアニメ) 51

ぽんのみち(TVアニメ) 44

魔法少女にあこがれて(TVアニメ) 57

 

 

☆1 合わなかった 10〜39

2023年総括、アニメとか映画とかゲームとか

2023年はやろうと思って出来ていなかった事を多く手をつけられた年でした!

気になっていた作品を見たり、積んでるゲームをやったり、ギター始めたり、椅子やPS5も新たに購入し、10年使ってたPCもついにお陀仏したため、どうせならとそこそこのものを導入。

 

ゲームやギターの時間が増えた分、アニメや映画を観る時間減っちゃうかなと思ったのですが、どうにか時間作れないかなと、通勤時間や休憩時間を使ったり、YouTubeをあまり観ないようにしようと心掛けた結果、TVアニメ124本(昨年129)と昨年とほぼ同じ数が観れて、時間っていくらでも作れるんだな…とめちゃめちゃ実感しました。

時間ない…っていう間に隙間時間見つけないと駄目ね…。

映画は配信で観たものとは別で、映画館に観に行けたのが32本、昨年39本でもっと増やしたいと思ってたのですが、ここは残念…来年はもっと足を運びたい…エブエブとか、正欲とか、映画館で観ておきたかった作品が結構あって、かなり後悔…

 

ゲームは17本、ずーっと気になってた十三機兵防衛圏や、ゴーストワイヤートウキョウ、ダークソウルⅢ等、積んでいた作品を多くやれたので、かなり充実したゲームイヤーでした!

そう、ゲームといえば今年外せないのは原神、5月に念願の宵宮が当たってやる気爆発、5月〜8月くらいはずーっと原神やってて、PSの総プレイ時間1400時間の内、740時間が原神という、正直…やり過ぎた感…

2年くらい間開けて再スタートしたら追加されるコンテンツの量がもう膨大で膨大で!しかも楽しい!

この作品ヤバいですね…沼過ぎます。

 

来年は半分以下にして新作や映画にその時間を当てたい…!

ラチェット&クランクやデスストランディング、RETUNAL、SCARLET NEXUSバイオハザードRE4やFF16、バルダーズゲート3等、まだまだまだまだ気になってるゲームは多いので、積んでるゲームをやっていく流れは継続していきたいですね。

 

ここからはもう少し詳しい話、今年心に残った作品をば。

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上記のブログから引用、今年特に刺さった作品

ブルーロック(漫画、アニメ)

シオリエクスペリエンス(漫画) 

スキップとローファー(TVアニメ)

 

グリッドマンユニバース(映画)

BLUE  GIANT(映画) 

魔法使いの夜PS4版 ゲーム) 

アリスとテレスのまぼろし工場(映画) 

駒田蒸留所へようこそ(映画) 

ゴジラ-1(映画)

RRR(映画)

十三騎兵防衛圏(ゲーム) 

推しの子(TVアニメ) 

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(TVアニメ) 

 

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(TVアニメ)

推しの子と並び、アニメで描かれた事で魅力がさらに増したと感じた作品、個人的に傑作って言われてる作品の共通項に『話が分からなくても面白い』っていうのがあると思っているんですけど、原作にない戦闘の補完や気合いの入った声優さんの演技、さすがMAPPAさんの超作画、歌やBGM etc etcで、普遍的な面白さを獲得したというか、クリエイターさん達の解釈や動きのあるアニメというフィルターを通ったことで話も理解し易くなっていますし、大衆性が増した気がします、名作が傑作に押し上げられたような感覚。

これはさらに難解な第三期の『死滅回遊編』も期待しちゃうわけなのですが!

アニメーターさんたちの労働環境が…という話もあったので…適度に…お待ちしてます!

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推しの子(TVアニメ)

上でも書きましたがアニメ化した事で魅力がさらに増した作品、特にアイドルを題材にした作品なので内容的にもアニメ映えしてましたし、歌や演技も期待を裏切らないクォリティーで素晴らしかったです!

1話のアイが亡くなるシーンとか、7話のラスト、アイを下ろす黒川あかねとか、原作でも印象的なシーンはさらに凄みが増してましたし、後者なんか今観ても鳥肌立ちます。

こっちも2期が決定してるので凄く楽しみなんですけど、私6巻のメルトが一点集中の大技決めるシーンがめちゃくちゃ好きなんですよね…そこ!?って思われるかもしれないですけど(笑)あそこ泣いちゃうんですよ…

1期の制作陣なら期待以上のモノが出てきそうなので、ほんと楽しみです!

※1話を観終わった当時のブログ↓

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十三騎兵防衛圏(ゲーム)

ダイモスという敵が攻めてきた世界で、十三人の主人公それぞれのストーリーを追っていき、徐々に世界や敵の全貌が見えてきて全てが繋がっていくという感じの作品。

戦闘パートがシミュレーションゲームで、もともとファイアーエムブレム信長の野望なんかが大好きな私は気になっていたのですが、PSPlusの特典に入ったのを機にプレイ、想像以上の傑作でびっくりしました!!

この作品凄い所多すぎて1つ1つあげていったらきりがないんですけど、まぁ~壮大な作品なわけです!

シミュレーションゲームで2DアドベンチャーでボーイミーツガールでSF、色んな時代が平行して描かれるし、ロボットで戦うし、もうこれでもかってくらい要素が盛り盛り!

これだけ見ると内容が難しそうとか、散漫になりそうとか思うじゃないですか、違うんです、このゲームの1番凄い所はそれらを全て1本の線で繋げている構成力と、『究明編』っていうライブラリー、使い勝手のいいシステムでめちゃくちゃ分かりやすくしてる所なんです。

シミュレーションも2Dアドベンチャーも割とニッチな部類ですが、ここまで評価が高いのも納得で、そういうジャンルのゲームを触った事ない人にもオススメ出来る超名作になってます!

基本2人1組のボーイミーツガールで描かれていくので、そういうのが好きな人にもたまらないですね、それそれ!それが見たかったー!という期待に全部応えてくれますので、もう、エモエモですよ!!

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RRR(映画)

2023年観た映画で「誰にでもオススメ出来る作品どれ?」って言われたら、たぶんこの作品を選びます。

3時間という長時間の映画なので、私も観る前は「寝たらどうしよう…」とか思ってましたけど、もう〜全然!!

男同士の熱い友情!!筋肉!!最高の楽曲と、豪華な演出も合わさって、まあー!!楽しい!!面白いというか、楽しいです!いや面白いんですけど。

アクションがめちゃめちゃド派手で、結構アニメちっくというか、普通ならクサいと感じるような演出も、笑っちゃうくらいかっこいいんですよね。

何回も「そうはならんやろ!」って心の中で突っ込むんですけど、かっこいいからいいかと最後は納得する(笑)

面白い映画探してるという人には真っ先にオススメしたい作品です、私インド映画ってきっかけがなくて今まで3本しか観たことなかったんですけど、そんな私でも全然楽しめましたので、是非!

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ゴジラ-1(映画)

個人的に『今』観ておきたい作品の筆頭、まだまだ公開期間は伸びると思うので、気になってる人は是非観に行ってほしいのですが、ウクライナとロシア、ガザとイスラエルという大きな戦いが続き、さらに近隣では中国と台湾の緊張感も増していって、そんな中で公開されたゴジラの題材が戦後直後、主人公が特攻隊員の生き残り、今の世の中をどういう視点で見るのかと、問われてる気がしました。

私の大好きなマブラヴ的に言えば立脚点。

色んな人が言ってますが、『鬼太郎誕生』とか『窓ぎわのトットちゃん』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』と似た題材が同じ時期に連続して公開されたので、そういう意味でもメッセージ性を強く感じます。

まあ今観ておきたい理由はそれですけど、こんなメッセージやらなんやらは置いといて、ゴジラはめちゃめちゃかっこいいですし、強すぎますし、こんなんどう倒すねん!って所からの戦闘が熱すぎますし、つまり何が言いたいかってめっっっっっちゃ!面白いです!!あと浜辺美波可愛い。

IMAXレーザーで観た時に迫力凄すぎて鳥肌立ったので、是非そっちをオススメしたい…!

感想ブログ↓

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駒田蒸留所へようこそ(映画) 

SHIROBAKOサクラクエスト等、PAWORKSさんのお仕事シリーズ最新作で、駒田蒸留所を舞台にウイスキーを題材にした作品。

社会人には特に刺さると思います、私にも刺さりまくりでした。

たぶんほとんどの人は望んだ仕事に就けなかったり、就けたとしても理想とかけ離れてたり、そもそも夢なんかなくて成り行きで仕事を選んでたり…そういう風に社会を生きているんじゃないかなって個人的には思うのですが、きっとそのまま仕事をしていると、つまんなかったり、嫌になってっちゃうと思うんですよね、でも、人生って面白い方が絶対良いじゃないですか!

昔プロゲーマーのウメハラさんがゲームが飽きたという人に対して「ゲームに飽きたんじゃない、成長しない自分に飽きたんだ」という話をしていましたけど、人生に飽きないために、じゃあ成長するためにはどうしたらいいのか、そのための面白さを見つけていく話。

そんな話してると「説教臭い話か!?」って思われそうですけど、全然そんなことないです。

いつも映画を一緒に観に行く友達は説教臭い作品だと爆睡するのですが、この作品は寝ずに楽しんでたので、気になってる人は是非おすすめです!

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アリスとテレスのまぼろし工場(映画) 

さよならの朝に約束の花をかざろう』や超平和バスターズ系の作品(脚本)を手掛けた岡田麿里監督の最新作。

変わらない、変わる事を許されない世界で、心の変化とどう向き合うのか、子供って、大人って、生きるって、未来に進み始めた主人公たちを、ラストは中島みゆきさんの『心音』が背中を押します。

曲も含め、最後まで完成度が高く、2024年観た映画で一番印象に残ってるのはこの作品です。

エグいくらい心のど真ん中に感情ぶつけられます…

私『さよならの朝に約束の花をかざろう』のラストシーンが凄い心に残ってて、未だにフラッシュバックすることあるんですけど、この作品も、そんなシーンが多分に含まれてます。

人によって賛否がかなり分かれてくる内容だと思いますし、けっこう難しい話なので、PV観て好きそうであれば是非!

間違いなく、心に残る傑作です。

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魔法使いの夜PS4版 ゲーム) 

発売当初にPC版の方をやっていたのですが、PS版が出たので再プレイ!

街の変化と3人の関係性が対比になってたり、至る所に感じれる世界観の深さは、10年ぶりにプレイしてもワクワクさせてくれますし、全く色褪せない名作です。

というか、あの時代であの演出…凄過ぎませんか…

当時とは感想も変わり、自分の視点の変化にも気付けるので、やっぱり名作は定期的にやり直したいなと、原点と言われるようなまほよみたいな作品は特に。

 

発表されている映画も2年以内にはやるでしょうし、こっちもめちゃめちゃ楽しみですね!

PVで遊園地のシーンが出てましたが、どう考えてもアニメ映えするでしょうし、何よりufotableさん、期待しかありません!

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BLUE  GIANT(映画) 

ジャズを題材にしている作品で、それぞれの葛藤、生き様が音楽によって昇華されていくのですが、それを表現する音がもうとにかく凄い!!

私はジャズの知識なんて皆無と言っていいほどないですが、それでもあの凄さは、迫力は伝わります。

リズと青い鳥』で演奏シーンを観た時の感動をまた味わった感じ。

ジャズの知識があればもっと感動したんだろうなぁと、自分の無知さに後悔を覚えました…

成長が音を通して描かれていくので、映画館かそうでないかで感動の度合いが一気に変わる作品に感じます、公開が確か2023年の2月だったので、もう映画館で観る事はなかなか難しいのだけど…機会があれば是非!このクラスの作品ならイベント的にどこかでやってくれそうな気はします。

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グリッドマンユニバース(映画)

グリッドマン、ダイナゼノン視聴済の方、続きがあったらこんなシーン観たいな〜というのを想像してください。

 

想像しましたか?

 

それ、この映画に全部あります。

 

と言いたくなるくらい、期待に応え、いや期待以上に応えてくれた、熱くて熱い!エモくてエモエモな!作品です。

私ダイナゼノンのよもゆめカップリングが大好きなんですけど、この映画で魅力がマシマシになってるんですよ、尊過ぎて涙出そうになった事ありますか?私この映画で初体験しました。

「これが限界ヲタクの気持ちか…」と映画館で天を仰ぐ…

グリッドマンとダイナゼノンを視聴された方には是非オススメしたい、いや視聴必須の作品です!

また主題歌がたまんないんですよ…オーイシマサヨシさん、あんた最高だよ!!

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シオリエクスペリエンス(漫画) 

『MUSICUS!』を作ったbambooさんがオススメされてた作品だったので購入。

情熱とロックを形にしたらこの漫画が出来上がりました!

そんな感じの作品です、なに言っとんねん!って思われるかもしれませんが、マジです!ただひたすらに熱い!!

熱くて暑くて息苦しくて、そんな全てを飲み込むように、その先でロックが爆発する!!

この漫画の感想で「音が聞こえてくる」というのをよく目にするんですけど、まさにです。

音を感じさせるような迫力、表現がめちゃくちゃ凄くて、鳥肌が立ちます。

漫画でこそ真価を発揮する表現という感じなので、アニメ化困難なんて言われてますが、アニメの表現も進化しているので、そこは何とか映像化してくれるんじゃないかな~と思いつつ、個人的に1番ネックになってるのは『JACK IN』な気がします。

たぶん読者それぞれの中で思い描いているであろう音楽を、想像超えられるのか、そもそも正解を出していいのかっていう…でも動いてるとこはやっぱり観たいですね…

音楽の知識や興味ない人でも全然楽しめる作品なので、まだ読んだ事ない方には是非オススメです!そもそも私も知識ないですし…

ヒカルの碁』や『咲-saki-』って囲碁や麻雀のルール知らなくてもなんとなく熱さが伝わってきて面白いじゃないですか、ああいう感じです。

ただ読み終わった後は間違いなく作中に出てきた音楽が聴きたくなります、それくらいパワーのある作品、私も思わず『ニルヴァーナ』と『ジャニス・ジョプリン』のアルバムを買いに出かけました(笑)

感情のラインが『四月は君の嘘』『BECK』あたりと共通してる部分が多いので、この辺一緒に読むと感情移入しやすくてさらに面白いと思います、併せてオススメです!

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ブルーロック(漫画、アニメ)

2021年に『映画大好きポンポさん』を観てから『四月は君の嘘』『MUSICUS!』『SHIORI EXPERIENCE』等、『自分と向き合う物語』に心を奪われている私なのですが、『ブルーロック』も同じ文脈でドハマリした作品です。

蜂楽という私の最推しキャラについては以前ブログに書いたのでそちらをば!↓

チームプレーのサッカーを題材にしてるのに、タイトルにロック入れてるんですよ、向き合うのはチームメイトじゃなくて自分、普通真逆じゃないですか、でもちゃんとそれが機能していて成長に繋がっているし、またメッセージ性の強い作品になっています。

17話に印象的なセリフがあって、私これ真理だと思ってるんですけど

「どれだけ誰かの心をノックしても、人は人を変える事は出来ない。だからいつだって、自分が変わるしかない。思い通りにいかない世界を変える方法は、きっと、それ以外に存在しない。ゴールへの光が見えないのなら、自分がその光になればいい。」

仕事していたらある程度経験あるんじゃないかなって思うのですが、いくつかの意見に挟まれて動けない、自分の意見も通らない、がんじがらめの状態になってどうしようもないそんな状況。

そんな時に相手を否定したり、変えようとしても、上手くいくことは少ない上に、人とぶつかる事も多く、ストレスになります。

以前会社の先輩に言われた事があります「人間30歳になったらもう変わらない」。

人を変える事はとても難しい、ここ1,2年SNSでも凄く実感しました。

なら相手のやり方や考え方を取り入れた第3の道を探す事で、自分の意見を通す。

基本的にブルーロックはこの応酬で、相手に順応しろ、自分を変えろ、止まるな、その変化がキャラクターの成長に繋がっていきます。

個性的なキャラクターも多く、それだけでも面白いのですが、この社会人にも刺さるようなメッセージ性の強さが、ブルーロックの面白さだと個人的には思います、割と誰が観ても楽しめるんじゃないかな。

2024年は映画、そのあとは2期も待っているので、めちゃくちゃ楽しみです、特に2期の部分は激熱なので、今から待ち遠しい!

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スキップとローファー(TVアニメ)

2023年、個人的ベストです。

『映画大好きポンポさん』で何故映画が好きになったのかという話に

「君は映画の中に自分を見つけたんじゃないかね。物語を通して、共感や夢、憧れ、現実を見た。」

という台詞があるのですが、まさにこれです。

自分を決まった枠に押し込んで新しい一歩が踏み出せない誠も、結月の内面に踏み込めない辛さも、着飾る事で自分を隠し続けてるミカも、それぞれの悩みが自分の経験と重なってきたので、とても感情移入してしまった作品。

仮面を被った自分と本当の自分の間で揺れてるみんなを引っ張ってってくれるのが主人公のみつみなのですが、人が少ない田舎という環境から引っ越してきた彼女は、みんなとは真逆の素で居る事がデフォルトで、だからこそ彼女の言葉には本心が見えて、安心感があって、好きになってしまう、もうね、なんか、グッとくるんですよ…!

声優さんが黒沢ともよさんで、生っぽい演技で右に出る人はいないと個人的に思っているのですが、あまりにもドンピシャな配役に思わず天を仰ぎました…神か…

作中の3話で「土地の記憶は、人の記憶」という台詞があるのですが、物語も同じだと個人的には思います。

シナリオが、音楽が、空気感が、色々好きな部分はありますが、この作品の何が一番良かったのかと言われると、やっぱり等身大で描かれたこの作品のキャラクター達、メインで出てきてる子たちは全員フルネームで名前言えちゃいますもの、きっと、ずっと、記憶に残り続ける作品になると思います。

日常系(恋愛モノ?いや恋愛モノじゃない気がする…)が苦手とかじゃなければ、是非一度観て頂きたい作品です、特に3話が個人的に一番好きな回なので、そこまで!お願いします!あ、5話も好きです!8話も!10話も!てか全部!!(笑)

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今季のTVアニメ、薬屋のひとりごとや葬送のフリーレンも上の作品群に並んでるように感じますが、まだアニメが終わってないのでいったん保留枠。

 

昨年に引き続き、映画大好きポンポさんとMUSICUS!の影響から始まった、自分と向き合い続ける作品が今年も多く刺さって、この2つの作品との出会いは自分の中でかなり大きかったなと、改めて実感しました。

 

来年の目標はギターの継続、TVアニメは今年と同本数、新作映画は40本(月3本は見たい…)、ブログの本数が去年と今年が30本ほどで来てるので、ここも少し増やして月4本の目標。

あとは小説が最近全く読めてないので、とりあえず『本好きの下剋上』を全巻読みたい…勉強のための本は読んでいますが、物語を全然読んでないので、食わず嫌いにならないうちに定期的に読んでいきたい。

そして一番大きな目標はこれ、1,2年前にペトロニウスさんがオススメしてた『仕事と人生に効く教養としての映画』という本があるんですけど、この本で紹介されてる作品が確か200本くらいあるのですが、それを観ながら本の内容を実践したいなと。

https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%A8%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AB%E5%8A%B9%E3%81%8F%E6%95%99%E9%A4%8A%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E5%BC%98%E4%BA%86/dp/4569849237

自分の感想をブログで文字にしたり、食わず嫌いせずに色んな作品を観てると、視野がどんどん広がっていく感じがして楽しいので、来年はもっとその体験をもっと広げていきたいです。

 

PCも新しくしたので、いくつか候補はあるのですが新しい趣味も見つけていきたいし、また時間が足りなくなりそうですが、来年も楽しい1年になりそうでワクワクです!

ヲタク的な解釈で宗教の必要性を自分の中に落とし込めた話

私の家族は「宗教は悪徳なもの!絶対NG!」だったので、私自身もそう教えられ、お金を搾取られる怖い存在!というイメージがありました。

それもあって今でも宗教には入っていませんし、たぶんこれから入ることもないと思います。

ですが、今まで否定するだけだったものが、これなら理解出来るなと、自分の中に解釈を得たという話。

まずセンシティブな話なので先に言っておきます、私は私の考えが正しいとか、そんな事は微塵も思ってません、そもそも宗教に入ってないのでただのにわかです。

でも歩み寄ることが出来そうという話なので、まあ読まれることはないと思いますが、宗教ガチ勢の方がいましたら、ポジティブなものとして読んで頂けると幸いです。

 

以下本編

 

宗教について調べてみると、だいたい共通として書かれていることが多いのはこの3つでした。

 

1,死に希望を持たせる

2,生きる意味を与える

3,コミュニティとしての役割

 

今回は3,コミュニティとしての役割について話をしていきたいと思ってます。

 

最近推しは現代の宗教なんじゃないか?という記事を見かけるようになりました。

toyokeizai.net

推しと宗教は似てるんじゃないかと、確かに、記事にもありますが宗教用語をヲタクは使う事が多いです。

宗教の代わりになるのは、推し活ではないかと考えられるわけです。推し活で使われる「聖地」「布教」「お布施」「尊い」などの言葉は、宗教的な意味を含んでいますよね

なるほど、宗教をヲタク活動に重ねてみれば理解出来るのかもと、私の中で解を得ました。

 

ここからは超ヲタク的な解釈で話を進めます。

 

例えばマクロスが好きな人たちの集まりがあったとして、それぞれ好きなキャラは違えど、根本の好きな作品は同じ、それが宗教的コミュニティなんじゃないかなと。

 

マクロス派、ガンダム派、ゲッター派、エヴァ派etcがそれぞれ国や団体を作ってる。

そう思えばなかなか面白いです(笑)

 

全く同じ人間はいません、好きなもの、嫌いなもの、体格や性格、違いは必ず生まれるものです。

でももっと根底にあるものが同じだから、家族、仲間、隣人として一緒にいられる、その根底にあるものが宗教(という個人的解釈)

 

これがそもそも相手の好きな作品が分からない、もしくはないというのが宗教に入ってない状態なのだとすれば、コミュニケーションや相互理解の難しさがよく分かります。

 

宗教に入ってる人は根本にそれがある、あの人がどんな人なのかは分からないけど、でもマクロスは好き、じゃあそれだけで仲間じゃん!と。

根本の価値観が共有されてるわけです。

 

そう考えればとても理解しやすい。

 

でもマクロスも色んな作品、解釈があります。

「初代こそ至高!」「フロンティア観てないとかマジ?」「ダイナマイッダイナマイッ」「Δのライブ行ったことあんの?飛ぶぞ」

そんな人達が対立するわけです、あるある、あるよねーと…

 

価値観の相違はとても大きいです、それを見極める材料として根底に宗教があるというなら、よく分かります。

日本人は宗教に疎い人が他の国に比べれば多いという話もありますが、日本人が「空気を読む」事を重視しているのも、宗教という大きな共通項、相手の根底にあるものが分からないからなのかもしれないと、そんな繋がりもありそうで面白いです。

 

まあ今はヲタク的な解釈ですが、それが神様、生まれた意味や生きていく意味、国が出来たきっかけ、救いを求めるものなのだとすれば、生きていく上でとても重くなっていくというのも分かる話です、それこそ戦争をしてしまうほどに。

 

話は変わりますが、先日「葬送のフリーレン」でこんな話がありました。

「ハイターって変わったよね、大人っぽくなった」

「年を取ると自然とこうなるんですよ…と言いたい所ですが、本当は私の心は子供のころからほとんど変わっていません。理想の大人を目指して、大人のフリをして、それを積み重ねてきただけです。きっと私は死ぬまで大人のフリを続けるでしょう。子供には心の支えになる大人の存在が必要ですから、特にフェルンは努力家です、たくさん褒めて導いてあげないと。」

「それじゃあ、死ぬまで大人のフリを続けたハイターは誰が褒めてくれるの?」

「そのために女神様がいるんですよ。」

個人的にこの話はけっこう衝撃で、そういう救いの形もあるんだと、言われてみれば確かに分かるのですが、宗教に対して求める救いはもっと神秘的なものだと勝手に思い込んでいたので、一気に身近に感じることが出来ましたし、このブログを書くきっかけになってます。

私も年齢的にはそこそこ大人になってきて、人間どこまでいっても奥底にあるものは変わらないんだなと感じるようになりました。

感覚としては18歳くらいのままで、大人のフリをすることに疲れづらくなってるだけのような気がします。

子供が3人いる10歳年上の姉がいるのですが、姉も大学卒業あたりから何も変わってないと、そんな話をしました。

このままきっと進んでいくのだと思います、きっと両親もそうだったのだろうと、感謝しかないですね…

話それました、なのでハイターのいつまでも変わらないという台詞はよく分かります。

人間いつまでだって褒められたいですし、認めてほしい、でも大人になればなるほどその機会は減っていき、自分が認めてあげる立場に変わっていきます。

じゃあ、そんな人達は誰が褒めてくれるのか。

現代ならSNSがその役割を担ってくれると思うのですが、それに疎い人、なかった時代、フリーレンの世界観ではそうはいきません。

年も取らず、奇跡を起こし、人間には絶対に超えることの出来ない、見守ってくれている存在。

私にとって神様は奇跡を求めるものだと思っていたのですが、そういう見方もあるのだと視点が変わりました。

救いというのは色んな方向性があるのだと。

この辺は最初に話をした1,死に希望を持たせるって所ですね。

 

宗教で秩序を保つって話もよく聞きますが、この解釈なら納得出来ます。

ルールは守るよりも破ることの方が簡単です、それでも頑張れるのはだれかの目があるから、宗教に入ってる人にとってはそれが神様なのでしょう。

 

そんな感じで、私の育ってきた環境では否定するだけのものだった宗教が、自分のヲタク人生に重ねたら歩み寄ることが出来た、という話でした。

 

実際入ってる人からしたら「全然違うわ!!」って言われちゃうのかもしれないですけど(笑)

マイナスな解釈じゃないので許してくれると嬉しいです!

ゴジラ-1.0 感想(ネタバレ注意)


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ゴジラ−1.0観てきました〜!

 

評判良いって噂はちらほら見てたから期待はしていましたが、想像以上に面白かったです

 

何が良いって、まず話がとても分かりやすい

「俺達の戦争は終わってないんだ」って重要なストーリーラインを台詞でちゃんと説明してくれますし、理不尽な死、戦争の象徴として分かりやすくゴジラが描かれてるので、それを倒す事による反戦のメッセージとか、登場人物達の成長物語がスッと入ってきます

死ぬ事に価値のあった時代に、ゴジラの理不尽さによって生まれた生きたいと思う気持ちが、価値観をさらに逆転させていったと

国のために命をかける事が出来なかった人が、身近な人のため戦う決意をするって立脚点の流れとかは、マブラヴ大好きな私にはマジたまんない展開でした、追い打ちのかけ方とかもまさにな感じ

 

タイトルも秀逸ですよね

シン・ゴジラの赤坂の台詞を思い出します

スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきた。今度も立ち直れる」

逆境にこそ強い日本、マイナスをかければ+に転じるって所にもかかって、ゴジラっていうさらなる−を倒すことで本当の意味で戦争を乗り越える事が出来たんだっていう

 

あともうゴジラですよゴジラ、めちゃくちゃかっこい!

デザインたまんなくないですか!?

 

いやかっこよすぎる…この太さが良い

前作のシンゴジラはかっこよさよりも「ヤバい奴」みたいな印象が前に来てたんですけど、手ちっちゃいし、目イッちゃってるやん…みたいな(笑)

あれはあれで理由がしっかりあるのだろうなという生物学的な匂いを感じさせるデザインで、エヴァを作った庵野監督っぽいなーと面白いのですが

 

今回はシンプルにかっこいい!

 

いや今回のデザインも生物学にどうこうで~みたいな設定があるのだとは思うのですが、そういう印象よりもまずかっこいいが前面に来る感じ

あの熱線の時に背中が盛り上がっていくシーンとかマジで厨二心をくすぐられますよね、たまんない

www.youtube.com

 

そしてなんといってもちゃんと怖い

ちゃんと怖いってなんだって言われそうですけど(笑)

最近ハリウッドのモンスターバースシリーズを観てて、あっちのゴジラはどちらかと言うと味方側のように描かれるじゃないですか

ある程度共存出来るものというか、ゴジラは理不尽な事はしない!っていう信頼感がなんかある、ゴジラが攻めてきた!?じゃあ人間側が何かしたはずだ!って

私が子供の頃初めてゴジラを観たのが大怪獣総攻撃ってやつで、内容細かく覚えてないので当時の印象になっちゃうのですが…なんかやたら街壊してるし、突然現れるし、自然災害みたいな、キングギドラもですけど、凄く怖いイメージでした

でもモスラだけは人類の味方、可愛い

ハム太郎と同時上映で温度感の落差が激しかったのを覚えてます(笑)

おはスタモスラの卵がスタジオに!大変だ!わー!みたいな茶番やってて、どゆこと?ってなってた当時の思い出、どうでもいいですね

 

つまり何がいいたいかって、ゴジラに対する解釈の話で、理不尽なものって子供の頃からのイメージだったので、今回のような描かれ方の方が凄くスッと入って来ました

 

ハリウッド版もめちゃくちゃ面白いですし好きなんですけど、シンゴジラも含めやっぱゴジラはこんな感じがしっくりくるなぁって思います

この辺の描き方の違いは陰謀論好きな人が拡大解釈してそう…まあどうでもいいです

 

あと外せないのは海神作戦ですね…めちゃくちゃ熱い…なんかもう…もう…泣けるんですよ…!

ミリタリー系の知識がそんなに、というか艦これくらいの知識しかない私にもあの激熱さは分かります

幸運艦雪風と不死鳥響がすれ違うシーン、ずるいですよ

あれもう私には散っていったみんなの想いを背負った二人が「いくよ」「やってやります!」ってハイタッチしてるようにしか見えなくて、泣くでしょ、泣くよ!!

私には見えました、彼女達の横顔が、その背中が!!

何ならあそこが一番涙腺にきたまであります

雪風の艦長が出てきたあたりで「お?」となっていたのですが、期待以上の展開が来てほんと最高でした…

 

震電も熱そうなのは分かるんですけど、もうほんと艦これの知識くらいしかないので、零戦の後継でやたら対空値が強いみたいな印象しかなく、もったいない事したなと後悔中です…艦これやってる時に歴史とか調べておけば良かった…2回目行く前には万全の状態にします

そんな所かな

ゴジラは定期的に出てくるので飽きないですし、なによりかっこいい、話も分かりやすく、見る人が見れば拘りが分かるんだろうなぁって思わされるシーンも多くて、何度もリピートしたくなる作品でした

なんかシンゴジラもマイナスワンも大当たりで、凄いですね、どんどん次回作へのハードルが上がって行きます

今作も続きが作れそうな終わり方でしたが、シンゴジラもそんな感じで次なかったですし、どうなるのかな…

売上的にはかなり行きそうな感じもするので、し過ぎない程度に続編も期待したいです

godzilla-movie2023.toho.co.jp

原神4章5幕 個人的ストーリーまとめ&感想 こんなんフリーナ好きになっちゃうよ!!(ネタバレ注意)

じゃあねヌヴィレット、500年に及ぶ君の役、気に入ってくれると嬉しいな

 

全私が泣いた

 

いや最高だった…あんなん見たらガチャ引きたくなるに決まってるじゃないですか!!

 

伏線が色々あったけれど、想像以上に多くのものが回収されてびっくり、もっと投げたまま世界任務やらイベントやらに引き継ぐかと思いましたけど、凄く綺麗に終わって個人的には大満足の内容でした!

あ、綺麗に終わってっていうのはフリーナの伝説任務もセットなので!!セットなのでー!!

まだやってない人は熱が冷める前&ストーリー覚えてる内にお早めに

 

あれがないとフリーナが救われません

 

以下ネタバレ注意

 

フォンテーヌ魔人任務自分用まとめ↓

■フォンテーヌの予言

フォンテーヌ人は皆、生まれた時から「罪」を抱えており、どれほど審判を行なっても、それが消えることはない。やがてフォンテーヌの海面が上昇し、罪を背負いし人々は海水に飲み込まれる。人々は皆海の中に溶け、水神は自らの神座で涙を流す。そうして初めて、フォンテーヌ人の罪は洗い流される。

■原始胎海の水とは

もともと星の表面に存在していたもので、テイワットほぼ全ての生命は原始胎海から生まれた

その管理をしていたのが水龍で、外来の僭主(天空の島?天理?)が水龍を倒した後、水龍の一部の権能を引き継いだ水神エゲリアを作り出し、原始胎海の水を用いてこの星の生命力を抑制しようとしていた

 

■フォンテーヌ人の原罪

純粋精霊から人になった事

純粋精霊が人に憧れ、地上を歩くことを夢見て、前水神エゲリアが原始胎海の水を使いその願いを叶えるも、それが反逆、罪となり天空の島(天理?)から罰を受ける、神座から退いたのもそれが要因、その際予言を残し次代のフォカロルス(フリーナ)へ引き継がれる

 

■フリーナの目的

フォンテーヌ人を救う事、そのための天理への反逆

だが大きな力を持つ神の力を持ってしても予言を変える事は出来ない、だからこそ、予言通りに事が運べば、フォンテーヌ人の罪は許され、天理からの罰を逃れる事が出来る

そのためフォカロルスは天理を欺き、事が起こった際に矛盾が生じるよう画策

・フォカロルス自身の神性(以下フォカロルス)と人間性(以下フリーナ)を分離、フリーナによるフォンテーヌの統治

予言では当然神座についているのは水神の為、神を演じるフリーナによって統治を行い、矛盾を作る

・フォカロルスは諭示裁定カーディナル(※1)と一体化、500年間貯め続けたエネルギーによって自身と神座の破壊、それによるヌヴィレットへの権能の返還

予言の最後、フォンテーヌの人々が原始胎海の水に飲まれた際に溶けてしまわぬよう体を作り替える必要があったが(※2)、フォカロルスは原始胎海を操る権能を持ち合わせていなかった(前水神が反逆したから?)

もともと神の権能は水龍が持っていた力の一部の為、神座を破壊、フォカロルスの神の心をヌヴィレットへ返還する事で元の力を取り戻しもらい、前水神エゲリアがやったようにフォンテーヌ人の体を作り替えてもらう(※3)

※1,フォンテーヌ人はもともと人間に憧れた純粋精霊だった為、人らしさへの憧れが根底にある。裁判好きはそこから来ており、フォカロルスはそれをエネルギー変換へ利用した。

※2,フォンテーヌ人は人に戻る際エゲリアが原始胎海の力を使用していたが、それにより体内に原始胎海を含んでいるそのため、彼らは原始胎海の水に触れると溶けて再び純水精霊に戻ってしまう。

※3.エゲリアの権能では内部に原始胎海が残る中途半端な形だったが、恐らく上位の力を持つ水龍が作り直す事でフォンテーヌ人は完全な人になった

・水龍ヌヴィレットをフォンテーヌの次代統治者へ

上記の作戦ではヌヴィレットに人への関心を持ってもらう必要があり、さらにフォカロルスの作戦では水神という統治者がフォンテーヌからいなくなってしまう為、天理の眷属である七神以外に託せる人物が必要だった

そこで白羽の矢が立ったのが水龍であるヌヴィレット

だがヌヴィレットは先代水龍から記憶をほとんど引継いでおらず、人間や神への関心も薄れていた。

500年に及ぶヌヴィレットの最高審判官という役割は、人間を理解し、想い入れを持ってもらうためのもの。

 

■小ネタ

・話題になってた泉の声

誰にも打ち明けられないフリーナの心の声、市民の声や街の喧騒で聞こえづらいという演出がまた…

・フリーナは審判を観に行くのが好き

自分の役目が終わるのを待っていた

・純粋精霊の子供は人間?純粋精霊?

純粋精霊を内包した外側が人間の状態、子供を作る際に泉に祈りを捧げる風習があったが、それによって子供を授かっていた

・予言の実行役は呑星の鯨(どんせいのくじら)

深淵に眠っていたが、タルタリヤが深淵に落ちた事で覚醒、彼が有罪判決になった要因は恐らくここ、覚醒させた事自体の罪か、あるいは呑星の鯨を抑えるために諭示裁定カーディナルと一体になってたフォカロルスが有罪にしてフォンテーヌに捕らえたのか…

 

 

感想(ネタバレ)

人へ憧れた純粋精霊という設定がフォンテーヌ人の国民性に反映されてたり、それを膨らませたストーリー展開とか、かなり序盤の伏線が回収されたりと、改めて細かい部分まで作り込んでてほんと凄いなと、YouTubeが考察動画だらけなのも納得です

今回ラストが特に好きで、フリーナが神の役目を終わらせて、踊りながらフォカロルスが死ぬわけですけど、最後まで自分の本心を打ち明ける事なく、市民に理解される事もなく、神を演じたまま死んでいくっていうあの演出&切ないムービー…とても良かった…

youtu.be

 

だけれど、伝説任務でその演技に救われた人を出したり、最期に神の目を授かる事で、彼女のこれまでとこれからを肯定するという

神を演じ続けた結果、神になる資格を得るっていうのエモエモ過ぎませんか…!

youtu.be

 

まあ、せっかく欺いたのに、天理に近づいてしまったっていうのはちょっとモヤりますが(笑)

人生の最も険しい分岐点にて、その渇望が極致となれば、神の視線は降りる。それが「神の目」。

実はね、「神の目」の所有者はみんな、神になる資格を持っているんだよ。その者たちは「原神」と呼ばれて、天空の島に登る資格があるんだ。 引用:序章第三幕 ウェンティの台詞

 

魔神任務だけだとフォンテーヌ人が救われてもフリーナが救われなかったので、(救われたら話が破綻しちゃうのでしょうがないんですけど)伝説任務でそこを回収してくれたのが本当に良かったです

ぜひセットでやって欲しい内容!

 

またヌヴィレットですよ…ヌヴィレットの心の動きによって雨が降るって設定がエモ過ぎて…!

彼のキャラを守りつつ、500年の役目はどうだったか?というフリーナの問いの答えに、あの雨と

最高審判官ヌヴィレットは、ここに宣告する。君達フォンテーヌ人の罪を…許そう。

という台詞で答えるという演出…素晴らし過ぎます

神谷さんの無機質だけれど感情の籠もってる演技も最高です…!

人への関心をもたせるために500年って時間が使われてましたけど、もともと何千年前〜何百年前〜と歴史のある壮大な世界観なので、長命種故の長期間っていうのは説得力もあり、設定にもハマっていましたね

 

この前フリーレンのポストで同じような話が流れてきましたけど、まさにこれです↓

ただの人が500年という時間を偽り続ける事に耐えられるのか?とか、ヌヴィレットが審判官になるまでの流れとか、若干補完が弱い部分もありましたけど、世界任務やイベントのサブストーリー、聖遺物、武器、各キャラの台詞等補完の多い作品なので、たぶん私が把握してないだけだったり、今後補完されるのかなと思います。

 

まあ実際補完されなかったとしても、されるかもと思わされるくらい広い世界観と情報量なので、こうなのかな〜と考えるだけのが凄く面白い作品ですよね。

まだVer4.2、少なくともフォンテーヌの話はあと4か5バージョンくらいは続くと思うので、今後の広がりも凄く楽しみです!

『駒田蒸留所へようこそ』感想 (超絶ネタバレ有り)

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SHIROBAKO花咲くいろはサクラクエスト等のPA.WORKS×お仕事シリーズの新作という事で、これは観ないわけにはいかない!!と

 

期待はしていたけれど、正直思っていたよりもむっっっちゃ良かったです…!!

 

ここ数年、今の時代は自由過ぎて辛い、昔は選択肢が少なくて羨ましい〜みたいな話をちょいちょい目にするようになったけれど、主人公の高橋光太郎がまさにそのマインドで、凄く今っぽい作品

 

自分に合う仕事があるはずなんだと職を転々としてるけれど見つからず、かといって着いた仕事は一生懸命やるわけでもなく、自分にこの仕事は合わないと愚痴をもらしながら、友達やもう一人の主人公「駒田流生」が楽しそうに仕事をしている姿を見て羨んでるけれど



その駒田流生が目指していたものは実家の仕事を継ぐ事ではなく、絵の道だった

でも周りの才能に自信を失ってた所に実家の蒸留所が潰れかかっている話を聞いてウイスキーの道へ、高橋光太郎が「やりたい事が決まっていて羨ましい」と言っていた彼女は、実は望んでその道に行ったわけではなかったと

 

仕事の出来る上司、安元広志も同様、その道を最初から目指していたわけではなく、違う仕事を目指していたらいつの間にかライターが本職になっていた

それでも彼はこれで良かったんだという

 

高橋光太郎から見れば夢が叶ったようにキラキラしている人達が、実は成り行きで職についていた事を知って、自らの仕事に対する姿勢を変えていく…そんなストーリー

 

個人的にこの仕事に対するマインドが凄く刺さった

芸能人なんかわかりやすいけれど、大半の仕事って外野から見たら大変な部分というのは見えづらい、というか見えないようにしているから隣の芝生が青く見える事も多いけれど、私達が見えている部分が表に出るまでに苦労が多く重なっている事が大半

 

それでも従事している人がいる事や、外野からは青く見えているという事は魅力が当然あるわけで、そこにいきつくまでの苦労をどう感じれるか

 

私の大好きな二人セゾン(欅坂46)って曲があるのだけれど、ざっくり言うと、閉じこもってた子が人との出会いをきっかけに視野が広がる話

以前書いたブログ

memommo.hatenablog.com

道端咲いてる雑草にも名前があるなんて忘れてた

花のない桜を見上げて満開の日を想ったことはあったか?

想像しなきゃ夢は見られない

映画観ながらこの歌を想い出していました

つまりどう視点を変えるかという話で、興味を持って、結果を、自分の未来を、その先の誰かを想像して、前のめりに、知ろうとする努力をしなければ、楽しさは見えてこないし、結果は得られないんだと、合う合わないなんて話もその先にしかない

 

駒田蒸留所はまさにそんな話でした

二人セゾンが刺さりまくった私にはとても心に来る内容で、とても良かった…!

 

まあでも、なんやかんや書いておいてあれですけど、興味を持つ事って凄く難しい事だとは思います。

 

当たり前ですが、だって興味ないんだもの。

 

でも主人公の駒田流生にとっては家族が、安元広志にとってはもともとやりたかった事が(詳細忘れちゃった…)今の仕事に繋がったように、そういうきっかけってたくさん転がってると思うんです。

 

私はヲタクなので、アニメや漫画、ゲーム、映画や小説がきっかけになることが多いですが、好きな事を深く調べて見るだけでも色んな世界に繋がって来ると思うんですよね

 

私がギターに興味を持ったのはMUSICUS!ですし、ニュース、世界情勢をよくみるようになったのはマブラヴ、映画をよく観るようになったのはハルヒかな

 

まあ、きっかけは何でもいいんです、面白い事って色んな所に転がってるから、仕事に関わらず前のめりに物事を見ることって、人生を楽しくするって点においてとても大切だと思います。

 

そういう意味で駒田蒸留所の高橋光太郎が記者というのも興味を持っていかないと務まらない仕事だと思うので、設定が凄くドンピシャですし、恐らくほとんどの視聴者がウイスキーの製造まで知らない事を思うと、その世界へ連れて行ってくれる案内役としてこれ以上ない設定ですよね!

成果が出るまでに時間のかかるウイスキーという題材もテーマにぴったりです。

そもそもPA.WORKSさんがやられてるお仕事シリーズ自体の根幹にあるものがこれのような気もします。

全体がテーマに沿ってとても丁寧に作られていて、だからこそ感情移入もしやすい。

いつも一緒に映画を見に行く友達はこういう静かな映画だと寝てしまう事も多いのですが、ずっと起きてて感想会も盛り上がったので、わりと楽しめる人多いんじゃないかな

 

あ、あと私お酒苦手なのですが、この映画観た後はウイスキー飲みたくなって買ってきちゃいました(笑)

上の文脈で言うと私の視野を広げるきっかけをくれたわけですね

 

やたら美味しそうに見えるんですよ、冒頭とか特に凄くて!

 

EDクレジット見ても凄まじい数の企業さんが協力してくれてるのが分かりますし、それを作品で返すんだという蒸留所の方々へのリスペクトも見えて、とても熱くなります

 

ガンガンネタバレしておいてあれですが、まだ観てない方はぜひ!

大枠の話しかしてないので、これ読んでも全然楽しめるはず‥オススメの作品です!

www.youtube.com

gaga.ne.jp